『地方発 この国のかたちを変える』NO.2

10月31日~保育推進連盟での講演より抜粋~
国6割で入った税収なのですが、実際の仕事は4割の仕事しかこなしていません。
2割の差が生まれる訳ですね。
国の方がお金が沢山あるから国家公務員の給与が2割高いかというとそういう訳にはいきません。
地方もほとんど同じです。仕事の内容で地方の方が2割多い。
どっかで修正しなければならないのです。

その修正するしくみのひとつが国庫補助負担金というお金。もうひとつが、地方交付税交付金。
この2種類のお金が実は、国から地方へ戻されるのですね。
それでこの6対4の2割の差(穴埋め)をしているのです。
単純に公庫補助負担金の事を通称、補助金と言います。
この補助金というのは、使用目的が決まっています。
保育所の整備、道路を作る、橋を作る。
それらのひとつひとつの仕事に対して、
何割とか定額で目的が決まったお金として補助金というのは国から地方へ戻されます。

もうひとつの地方交付税交付金というのは、通称、交付税と言います。
これは実はその県や市町村の財政力、懐具合によって変わってくるのですが
目的は決まっていません。
何に使っても良いですよというお金なのです。
懐具合がとても豊かな黒字・・というと少し違うかもしれませんが、
非常に豊かな所は、この地方交付税、入ってこないのですね。
都道府県では東京都ただひとつです。他の道府県は全部頂いております。
市町村でも静岡県内で7つの市町村が今は全部貰っています。
これが2割の差を埋めています。 ですが、最初から地方で仕事をするのなら、
地方へ税収をあげたらいいでしょという事で、 単にお金が戻ってくるだけではなくて、
大変重要なのが税源の移譲、
この3つを三位一体でやって欲しいという事を「地方分権改革推進会議」という所で頼んだ訳です。
で、その結果が昨日出たのです。

ですが、この税源の移譲、
国に上がっている6割をせめて五分五分にしようとか実際仕事をしてるのと同じにしようや、
という考えは残念ながら踏み込む所までは行きませんでした。
本当はこの議論はすごくあったのですけれども、
関係省庁との調整に委ねるという程度の事しか書いていない。骨抜きにされてしまったのです。
なんで骨抜きになってしまったのか?役所の縄張り争いなのです。

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