『地方発 この国のかたちを変える』NO.4

10月31日~保育推進連盟での講演より抜粋~
地方はもっとこれから声をあげなければならない。
今それぞれの地域で、市町村合併の話、県下各地で合併の話をしていますね。
合併の話も実はこれと関わってくるのです。
今、地方交付税というのは、『財政力・市町村の懐具合』とお話しましたが、
これの懐具合の厳しい人の所へ余分にお金が行っているのです。
もっと言葉を言い替えるのならば、
今は、小規模市町村の方が余分に貰っているのです。
これを将来的には優遇措置(段階補正という形で優遇措置をしていますが)は止めて、
皆同じ基準でやった方が平等でしょという声もあって、
役所は段階補正を止めようとしています。
そうすると、山林に囲まれた自然環境の素晴らしい、水も美味しい空気も美味しい、
村民会館や学校などの設備もそれなりに整備された村や町の方は、
私達の町はこれでいいと言う方もあるかもしれませんが、
将来はこの地方交付税減らされてしまいます。
今の生活が維持出来なくなってきます。という今の国の流れなのです。
その為に市町村合併を進めると色々あめ玉をぶら下げて、
“今合併すると美味しいあめ玉=合併特例債があるよと。
あるいはこの交付税も10年間は合併前のままのお金をあげますと、
色々なあめ玉をぶら下げて合併を奨めています。

合併の議論はそれぞれの所で考えて欲しいのですが、
今は、国・都道府県・市町村の三層構造になってますが、
市町村が3200もあって、それぞれ小規模の町では発言力も力も残念ながらそうありません。

静岡県内で言うならば、
来年4月静岡と清水が合併をして2年後の政令指定都市を目指しています。
今までは人口100万人、
あるいは100万人になれる位の勢いのある都市しかなれなかった政令市ですが、
新しく合併する静岡市は人口70万人。
70万人でも政令指定都市はOKと、総務省がお墨付きを与えています。
ですが、このような政令都市になってしまうと、
ひとことで言うなら都道府県と同じ権限を持ってしまいます。
出来ない仕事は“警察”“県立高校”のようなものです。
それ以外は政令市で出来てしまいます。
静岡県内が東中西3つに分かれて政令市になってしまえば、
はっきり言って静岡県が要らなくなってしまうんです。
そうするとすっきりしませんか?

国は財務省はじめ、事業官庁は自分の権限も財源も手放さない。
こっちで総務省が一生懸命地方分権なんて言っているけど進んでいかない。
だとしたら、我々の都道府県と市町村という地域が形を変えるしかないんですよね。
小規模の市町村のままでいては声がなかなか国に届かない。
ある程度の規模の町になって仮に政令市ではなくても、
中核市とか特例市とかという様々な制度がありますから、
ある程度の規模の市町村になって自立できる。
これだけやるのだから国の人達、私達の所へ実際仕事をする為の税源、
財源を持ってこようという事を力強く言える市町村を目指して欲しい。

地方議員の私は、そういう事を推奨していまして、
はっきり言ってしまえば都道府県が無くなってしまえばいい。
無くならない迄も、色々な事情で合併等がうまく出来ない地域もあります。
そういうような合併に取り残された市町村のお手伝いをするのが、
静岡県の役目であって、実際にはある程度のまとまった規模の市が直接国とやり取りをする。

そういう今現在の仕組みを国が手放さないなら、地方から変えていこうと。
こういう事を実は、昨日の「地方分権改革推進会議」の最終報告に大きな期待をしていたのですが、
はっきり言って裏切られました。がっかりしています。
で、冒頭で申し上げたとおり、皆様方の仕事に影響が出てきます。
皆様方ともこれからどういう風にしていったら良いのかはきちんと対応させて頂きますが、
地方分権と言っても口だけでダメです。今までの地方分権は口だけ。
何にも変わっていないです。
だから、地方から地方が自分達で変わっていく。
その為には、都道府県の枠組みは取っ払う。
その位の意気込みで、
今市町村合併をやってほしいなあと私は思っている所でございます。

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